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  • 台湾ピーナッツと黒糖屋
上野アメ横の老舗・小島屋さんの6種ミックスナッツ

種実類(広義のナッツ≒食用される木の実。堅果種子類)の主な分類

1.堅 果
nut
外側の殻(皮)が非常に硬い果実。
狭義のナッツ。栗やドングリ)
マカダミアナッツ
ヘーゼルナッツ
2.核 果
drupe
果実の中心に大きな核がある。
(中の種子を食べる。銀杏やココナッツ)
アーモンド
クルミ
3.種 子
seed
種子を食用とする。
(ヒマワリやカボチャの種子)
カシューナッツ
ピスタチオ

 昨年末、マヂカルラブリーの漫才が「漫才」なのか議論になりましたが、落花生(ピーナッツ)は「ナッツ」ではありません。マメ目マメ科マメ亜科ラッカセイ属の一年草で、紛れもない「豆」であります。ですから植物学的には、種実類(しゅじつるい)広義のナッツ≒食用にされる木の実)の分類(上の表)に落花生は含まれないのですが、日本食品標準成分表(文部科学省 科学技術・学術審議会資源調査分科会が調査・公表)では種実類は、

1)この食品群に属する食品は、『らっかせい』を除いて、穀類あるいは豆類以外の種子及びその製品で、植物学的には必ずしも近縁ではない。主にナッツ、種あるいは実として市販されている。『らっかせい』は、豆類であるが、脂質含量が高いため、この食品群に分類した。「日本食品標準成分表2010」について第3章の5

と定義され、落花生は豆でありながら、謂わばその特性から例外的・便宜的に「種実類」(広義のナッツ≒食用にされる木の実)に分類されています。

収穫された落花生。地中から掘り出します。

 英語では、Pea(豆)+Nut(ナッツ)でPeanutですから、「ナッツの様に食べられるけど『木の実』ではなくて『豆』」だとよくわかる名称ですね(英国では、groundnut=地中のナッツ、とも呼ばれます。受粉後、地中に潜って実をつけることからです)。

 台湾でも「堅果」(ナッツ)は、日本と同様に、アーモンドやカシューナッツも含めた「広義のナッツ」を指すことが多いです。ただし、落花生は台湾では日本に於けるよりも、より生活に密着した食べ物で、「堅果」(ナッツ)だと認識されることはあまりありません(蒸した、やわらかい落花生を食べることが一般的なことも関係しているのでしょう)。台湾国語(≒北京語)では「花生(huāshēng)」もしくは台湾語(台湾閩南語)由来で「土豆(tǔdòu)」と呼ばれ、後者を弊社・南洋商会の台湾ピーナッツのブランド「台湾土豆王」として使っています(余談ですが、中国大陸での「土豆」はジャガイモです)。

 南洋商会の台湾ピーナッツは、台湾・雲林県もしくは台南市産の「特級」、やむを得ないときは、それに準ずる等級の落花生を使用しています。台湾土豆王(ガーリックおよび麻辣ピーナッツ)ならではの、しっとりとした歯ごたえを楽しんでいただければ嬉しいです。


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