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  • 台湾ピーナッツと黒糖屋

 台湾ピーナッツの新フレーバーのパッケージを準備しているのですが、現行2商品のパッケージにはない「品質保持のため、不活性ガス(窒素)を充填しています」との注意書きを加えるかどうか検討していました。台湾ピーナッツは台湾現地では窒素を充填せずペチャンコの状態で流通しているのですが、工場出荷してから海を渡って日本のお店に並ぶまで1か月近くの時間がかかってしまうので、日本向け商品は品質保持のためにパッケージ詰めの際に窒素を封入してもらっています(賞味期間を4か月延ばせます)。

 空気中の2割強を占め、食品を劣化させる酸素をできるだけ排除するために、空気中の8割近くを占める窒素のみを食品のパッケージに封入するのが窒素充填です(「真空パック」も同様にできる限り酸素を排除することが目的です)。窒素充填によってパッケージが膨れてかさばると、ピーナッツを入れる段ボール箱の体積も当然大きくなるので、コンテナ海運・日本国内の陸運のコストも上がってしまうのですが、台湾産落花生のしっとりとした歯ごたえと、豆の風味を少しでも新鮮な状態で味わっていただきたいので、弊社では「必要なコスト」と認識しています(参照ブログ:株式会社 菅製作所「真空に窒素!スナック菓子の袋は美味しさを保つ秘密がいっぱい!!」)。

 カルビーや湖池屋のスナック菓子のパッケージには「窒素充填」についての注意書きはありませんし(スナック菓子はパッケージを膨らませることで輸送中の“割れ”や“つぶれ”も防げます)、敢えて説明することはやめましたが、パッケージが膨らんでいるのは上記の理由からです(逆にA社の麻辣ピーナッツのパッケージは真空パックですね)。


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